福岡よかとこ.COMテーマ『レジャー施設』
「変わらない大衆演劇の聖地」 飯塚市
嘉穂劇場
日本でも現存する数少ない芝居小屋、飯塚市にある「嘉穂劇場」。九州において現在も使用されている芝居小屋は熊本県の八千代座とこちらの嘉穂劇場だけだそうな。こちらは前身であった中座を含めると100年近い歴史のある、まさに大衆演劇の歴史を物語る文化財。また、その歴史を駆け足で楽しめる資料館も要注目で、他の芝居小屋では見られない貴重なものも多数。2003年7月の記録的な水害を乗り越え、現在では昔以上の輝きを放っています!
営業時間 | 9:00〜17:00 |
料金 | 見学料:大人 300円、小学生 100円 |
定休日 | 年末年始(上演日以外は見学可※要問合せ) |
住所 | 飯塚市飯塚5-23 |
駐車場 | あり(観劇時 30分100円:80台) |
お問合せ先 | 0948-22-0266 |
HP | HPを開く |
地図情報
◎ご紹介スポット:嘉穂劇場
下のチェックボックスにチェックを入れるとそれぞれの位置が地図に表示されます。
近隣の『よかとこスポット』を表示 近隣の『おすすめグルメ・お取り寄せ』を表示みどころ紹介
- 現存する数少ない芝居小屋「嘉穂劇場」の玄関。思わず引き込まれちゃいます。
- 奈落と呼ばれる舞台の地下に潜入!回り舞台の仕掛けが今明かされる!
- 嘉穂劇場の歴史を駆け足で楽しめる資料館も充実しています。
- 案内して頂いたオフィスマネージャーの伊藤真奈美さん。お世話になりました!
よかとこスタッフの体験レポート
九州において現在も使用されている芝居小屋は熊本県の八千代座とこちらの嘉穂劇場だけだそうな!
-
- 飯塚市には、かの有名な芝居小屋(しばいごや)「嘉穂劇場(かほげきじょう)」があります。日本でも現存する芝居小屋は数少なく、九州において現在も使用されているのは熊本県の八千代座とこちらの嘉穂劇場だけだそうな。 2003年7月には記録的な水害に遭(あ)われ、劇場の大部分が水没(すいぼつ)。それによって大規模(だいきぼ)な修繕(しゅうぜん)を余儀(よぎ)なくされ、たびたび全国のワイドショーなどでも取り上げられました。その後、明石家さんまさんなど著名(ちょめい)な芸能関係者を含む多くの方の協力によって見事復興(ふっこう)され、今では昔以上の輝(かがや)きを放っています。今回はそんな嘉穂劇場さんのご紹介です。
-
- ところで、皆さんは今まで芝居小屋に足を運ばれたことはありますか?レポーターは人生初体験。それもあって見るものすべてが新鮮に感じられ、入場前からワクワク感が止まりません!入り口に飾られたお芝居の看板ひとつひとつに「ほぉーっ!」と見入ってしまうほど(笑) 芝居小屋独特の雰囲気と言いましょうか、辺りの空気が醸(かも)し出すムードは、今まで感じたことのない、だけどどこか懐(なつ)かしい感覚にさせてくれる心地よいものでした。
-
- ガラガラッと入り口の引き戸を開けると、横に伸びたロビーには赤い絨毯(じゅうたん)が敷(し)かれ、レポーター的にはまさにテレビで見た芝居小屋のまんま。思わずニンマリ。さっそく嘉穂劇場オフィスマネージャーの伊藤真奈美さんに案内して頂いて、舞台のある劇場内部へと進むのでした。 初めて目にする芝居小屋は、コンサートホールやイベントホールのような一般的な会場で肌に感じるピンと張りつめた空気は無く、むしろどこまでも温かく、まるでお客さんの笑い声が染(し)みついたような、そんなにぎやかな影がダブって見える光景でした。 「マス」と呼ばれる客席の仕切りも印象的で、いかにも芝居小屋に来ましたという感覚にさせてくれます。
-
- 舞台の凄(すご)さは言うまでもありません。直径16メートル・重さ6トンという回り舞台は、木造のものでは世界一の大きさ。これを12人の男衆(おとこしゅう)が"気"を合わせて力強く回すんだそうです。 ん?でも回すと言っても、どこで動かすんでしょうか。伊藤さんが指さす先には「奈落(ならく)入り口」との看板が。おおっ、これはもしかすると地下への入り口ですね?秘密基地大好きっ子のレポーターとしては、「地下」という言葉に敏感(びんかん)に反応してしまいます(笑)
-
- そこには、からくり時計を連想させる巨大な円形の仕掛けがあり、その円周(えんしゅう)上に均等(きんとう)に12本の柱「力棒」が取り付けられています。この柱に肩を押さえつけて回すんですね。レポーターも試しに押してみました。まあひとりで動かすなんて元々無理な話ですがね(笑)伊藤さんがおっしゃるには、これは回すのも大変だけれど、止めるのも一苦労なんだとか。体験してみて納得。 また、主役級の役者を舞台に飛び出させる「セリ」なる仕掛けも男衆8人の手が必要だそうな。いや〜、舞台の至るところに人の力が生きているんですねぇ。今や全自動が当たり前になった世の中で、これだけ力の入ったお芝居。皆さんの熱い気持ちがにじみ出てくるようです!
-
- この嘉穂劇場さんも75年目を越え、前身であった「中座(なかざ)」も含(ふく)めると100年近い歴史があり、同時に大衆演劇の歴史をも物語る文化財(飯塚市登録有形文化財)です。途中、全焼や自然災害に見舞(みま)われながらも、その度により力強く復興され、現在も生きた芝居小屋としてたくさんの方に慕(した)われています。
-
- その歴史を駆(か)け足で楽しめる資料館も大変素敵で、中には他の芝居小屋では見られない貴重(きちょう)なものも少なくありません。それにこの雰囲気。とにかくこの芝居小屋という場所の雰囲気を味わうだけでも足を運ぶ価値大ですよ!豪雨(ごうう)による被害も、当時の木を生かす匠(たくみ)の技で完璧に修繕され、素人(しろうと)目にはどこを直されたのかさえ分かりません(笑) いつ来ても同じ姿であり続ける嘉穂劇場。いつまでもこの歴史と伝統を守り続けてください!

情報掲示板 |
---|
![]() |
近隣のよかとこ
- 「飯塚祇園山笠」約2.2kmをかき走る!!
- 「飯塚納涼花火大会」西日本最大級の仕掛け花火!
- 「さかえ屋本店「風の音ギャラリー」」甘い香りに包まれて…
- 「スイーツフェスティバルin筑豊」シュガーロードのあま〜い魅力を凝縮!
- 「勝盛公園」水鳥の楽園
- 「飯塚市歴史資料館」飯塚地方の今をふり返る
- 「穂波パークシティ梅ヶ丘遊園」たくさんある遊具にどれから遊ぼうか迷っちゃう!
- 「日本の独楽資料館」5000点のコマが大集合!
- 「麻生大浦荘」筑豊御三家のひとつ麻生家の別邸
- 「旌忠公園」右近桜とツツジの名所