福岡よかとこ.COMテーマ『自然』
「かっぱ伝説が息づく大樹」 嘉麻市
三郎丸の大樟
嘉麻市口春の三郎丸地区、国道211号線の近くにある「三郎丸の大樟」は、樹齢およそ1000年を誇り、悠久の時間を眺める長老のような大樹です。高さ15メートル、幹周り4.3メートルの巨木で、根元に強く絡まった2基の板碑は今から350年前、明暦元年(1655年)に立てられたもので、神聖な文字と言われる梵字が刻まれていましたが、現在は長年の風雨のため、わずかに読み取れるだけとなっています。このクスノキは原始林だった周囲の木々が切りひらかれた後もその余りの大きさから御神木として残されたと考えられ、今も根元には観音堂が静かに祭られています。その代々にわたって守り続けた先祖の功労を讃え、大樟は市の天然記念物、観音堂は町の文化財にも指定されています!
住所 | 嘉麻市口春字三郎丸 |
駐車場 | なし |
お問合せ先 | 0948-57-3154 (産業振興課/商工観光係) |
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地図情報
◎ご紹介スポット:三郎丸の大樟
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樹齢およそ1000年を誇り、悠久の時間を眺める長老のような大樹です!
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- 嘉麻市口春の三郎丸(さぶろうまる)地区、国道211号線の近くにある「三郎丸の大樟(おおくす)」は、樹齢(じゅれい)およそ1000年を誇(ほこ)り、悠久(ゆうきゅう)の時間を眺(なが)める長老のような大樹(たいじゅ)です。高さ15メートル、幹周(みきまわ)り4.3メートルの巨木で、根元に強く絡(から)まった2基の板碑(いたひ)は今から350年前、明暦元年(1655年)に立てられたもので、神聖な文字と言われる梵字(ぼんじ)が刻(きざ)まれていましたが、現在は長年の風雨のため、わずかに読み取れるだけとなっています。このクスノキは原始林だった周囲の木々が切りひらかれた後もその余りの大きさから御神木(ごしんぼく)として残されたと考えられ、今も根元には観音堂(かんのんどう)が静かに祭られています。
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- その代々にわたって守り続けた先祖の功労を讃(たた)え、大樟は市の天然記念物、観音堂は町の文化財にも指定されています。その昔、村の牛を川に沈めようとしたイタズラ者のカッパが村人に捕まり、この木に縛(しば)り付けられたと言われ、二度と悪さをしないと泣きながら謝(あやま)る態度(たいど)に情けをかけ放したところ、それから村で溺死(できし)をする者がいなくなったという伝説が今も残っています。中には、その後もこりずに楠の根元を掘(ほ)って枯らそうとしたという余談(よだん)もあり、巨木の下で根っこに強く挟まれる板碑を見ると、当時のカッパのもがくユーモラスな姿が思い浮かびます!

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