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「国民的兵隊作家:火野葦平旧居」 北九州市若松区
火野葦平旧居:河伯洞
代表作「糞尿譚」で第6回芥川賞を受賞した、戦時中の国民的な小説家:火野葦平さんのお住まいが資料館として一般公開された「火野葦平旧居:河伯洞」。河童の住む家という意味のそのお屋敷には、当時の生活風景はおろか、生い立ち〜没後の現在にいたるまで、氏にゆかりのあるものは網羅していると言っても過言ではない展示 が充実!平成8年10月にはこの河伯洞が北九州市に寄贈され、現在は市の指定文化財となっています!
営業時間 | 10:00〜16:30 |
料金 | 入館無料 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合翌日)・12/29〜1/3 |
住所 | 北九州市若松区白山1-16-18 |
駐車場 | 若干あり(無料) |
お問合せ先 | 093-771-0124 |
HP | HPを開く |
地図情報
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よかとこスタッフの体験レポート
偉大な小説家:火野葦平さんの当時の生活風景を垣間見られるのがこの河伯洞なんです!
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- 第6回芥川賞(あくたがわしょう)を受賞した戦時中の国民的な小説家:火野葦平(ひのあしへい)さんのお住まいが資料館(しりょうかん)として一般公開されているということで、今回やってきましたのが「火野葦平旧居:河伯洞(ひのあしへいきゅうきょ:かはくどう)」。河伯洞とは河童(かっぱ)の住む家という意味で、氏が河童をこよなく愛したことから名付けられたそうな。今も河童伝説が残っている若松ならではですね。 ご存じの方も多いと思いますが、念のためにご紹介しますと、火野葦平こと本名:玉井勝則(たまいかつのり)。遠賀郡若松町(現北九州市若松区)で港湾荷役(こうわんにやく)の玉井組:玉井金五郎の長男として生まれ、旧制小倉中学(現小倉高校)卒業、早稲田大学英文科中退。兵役(へいえき)での出征前(しゅっせいまえ)に書いた「糞尿譚(ふんにょうたん)」では見事芥川賞を受賞し、その後、軍報道部時代に執筆(しっぴつ)した「麦と兵隊」「土と兵隊」「花と兵隊」の通称「兵隊3部作」が300万部を超(こ)えるベストセラーとなり、一躍(いちやく)国民的な作家として知られることになりました。 氏の代表作のひとつ「花と龍(りゅう)」は何度も映画化され、現在では翻訳(ほんやく)され海外でも読まれているほど!そんな偉大(いだい)な小説家:火野葦平さんの当時の生活風景を垣間(かいま)見られるのがこの河伯洞というわけです!
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- まず驚(おどろ)いたのがその建物の大きさ。囲(かこ)いの外からは分からなかったのですが、玄関口からのぞく廊下(ろうか)の長さにビックリ!それにすごいのは広さだけではありません。サクラの一枚板で造(つく)られた床板(ゆかいた)や屋久杉(やくすぎ)の天井組みなど、現在では手に入らない希少価値(きしょうかち)の高い建材がいたるところで使われています。
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- そして肝心(かんじん)の葦平さんの書斎(しょさい)ですが、小さくまとまっていて豪邸(ごうてい)の一室という感じは全くなく、こじんまりとしたいかにも文人のお部屋という印象(いんしょう)。何だか葦平さんの人柄(ひとがら)が表れているような気がしますね〜。
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- もちろん資料館としても充実(じゅうじつ)。写真から何から、生い立ち〜没後の現在にいたるまで、氏にゆかりのある物事は網羅(もうら)していると言ってもいいほどの揃(そろ)い方です。それもそのはず、管理人の玉井史太郎(たまいふみたろう)さんは火野葦平さんの三男で、1999年1月24日(葦平さんの命日)の公開以降ずっと常駐(じょうちゅう)されているんです。こだわりはお墨付(すみつ)きですね!
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- また、平成8年10月にはこの河伯洞が玉井氏から北九州市に寄贈(きぞう)され、現在は市の指定文化財となっています。日本を代表する作家の一生を駆(か)け足で体験(たいけん)できる河伯洞。若松観光では外せないスポットと言えそうです!

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